「起業をめざして資格やスキルを学んだけど、どうやって収入にすればいいか分からない・・・」
起業といえば資格。
そんなふうに考えて、たくさんの資格習得に自己投資する人は多いですよね。
でも、どんなにたくさん資格やスキルを身につけたとしても、それだけでは起業はできません。
起業するためには、なんといっても商品・サービスから収益をあげなければ話になりません。
そのため、身につけた資格やスキルをいったん「商品」というカタチにして、お客さんに「欲しいな、買いたいな」と思ってもらわなければなりません。
今回は、身につけた資格やスキルを、お客さんが買いたくなる商品にするために、私が20年にわたり多くの商品企画に携わってきた経験から
絶対に外してはいけない商品作りの鉄則をお伝えしていきたいと思います。
資格やスキルと商品は別モノ
資格やスキルと商品は別モノです。
なぜかというと、資格やスキルは料理で言えば食材のようなものなのです。 お客さんは、レストランで提供されるメニューを食べたいのであって、当たり前ですけど肉や野菜を食べたいわけではないのです。
資格やスキルはあくまで素材。
メニューを作ることが商品を作るということなのです。
作りたい商品を作ってはいけない
作りたい商品を作ってはいけない。
これを読んで「えーっ、どういうこと? 私が作るのに私が作りたいものを作ったいけないの?」って思った方も多いと思います。
もちろん作るのは大丈夫なんですけど、もし「売れる」商品をつくりたいなら、ただ自分が作りたい商品を作ってはいけないということなんです。
お客さんは、何のために商品を買うのでしょうか?
あなたはどんな時に商品を買いますか?
例えば、身近な例でいうと、頭が痛いから頭痛薬を、季節の変わり目だから服を買いませんか?
あなたのお客さんも同じ。
つまり、お客さんは生活のために必要だから商品を買うのです。
あなたが作りたい商品を作るのではなく、お客さんが欲しい商品を作りましょう。
お客さんの理想と現状のギャップを埋めるのが商品
困っているお客さんの現状と理想のギャップを埋めるのが商品。
レストランの例で言うと、お客さんの目の前のお困りごとは、お腹がすいているということ。
お客さんは肉や野菜といった食材ではなく、空腹を満たすカレーやハンバーグといったメニューが食べたいのです。
この空腹と満腹のギャップを埋めるのがメニューであり商品。
起業したいからといって、どんなに沢山の資格やスキルを増やしても、それは料理の食材を仕入れているのと同じです。
お客さんが、今食べたいメニューは何だろう?
このことを、お客さんの立場になって考えましょう。
そうすることで、お客さんは「この人は私のことを分かってくれた!」とあなたに感謝すらしてくれるでしょう。
もしかすると、あなたの商品を買ってくれるかもしれません。
これがあなたの資格やスキルをお客さんがMAX買いたくなる商品にする、たった1つの鉄則なのです。
まとめ
以上、資格やスキルを商品にする方法をお伝えしました。
本文でもお伝えしましたが、資格やスキルはあくまで素材。
素材を使って、商品というカタチに変えるひと手間が必要です。
あなたが作りたい商品を作っても、残念ながらお客さんは買ってくれないでしょう。
困っているお客さんの現状を理解して、なりたいお客さんの理想との間のギャップを埋めること。
それが、お客さんから求められる商品です。